お知らせ
2026.01.19
【症例紹介】犬の首のしこり(甲状腺腫瘍)に対する外科手術症例を公開しました
犬の「首のしこり(頸部腫瘤)」でお悩みの飼い主様へ
犬の首元にしこりを見つけたとき、多くの飼い主様が
「これは大丈夫なのだろうか」「様子を見ていいのか」と不安を感じられると思います。
首(頸部)は、血管や神経、気道などの重要な構造が集中している部位であり、
腫瘤(しこり)の種類や位置によっては、
慎重な判断と高度な外科手技が求められます。
このたび北央どうぶつ病院 腫瘍科では、
犬の甲状腺腫瘍(頸部腫瘤)に対する外科手術症例を新たに公開しました。
今回公開した症例について
今回の症例は、12歳のビーグル(犬)が
「首のしこり(頸部腫瘤)」を主訴に来院されたケースです。
来院時は元気・食欲も保たれており、全身状態は比較的安定していましたが、
腫瘤の性質や安全に治療が可能かを判断するため、精密検査を実施しました。
実施した主な検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 超音波(エコー)検査
その結果、
肺などへの明らかな転移は認められず、
大きな血管への浸潤も認められないことから、
外科的に摘出可能な甲状腺腫瘍と判断しました。
頸部腫瘤(甲状腺腫瘍)の外科手術と術後経過
検査結果を踏まえ、飼い主様と十分にご相談した上で、
頸部腫瘤(甲状腺腫瘍)の外科摘出手術を実施しました。
手術では、
周囲の重要な血管や神経を丁寧に確認・温存しながら、
腫瘤を一塊として完全に摘出。
出血や大きな合併症もなく、安全に手術を終了しています。
術後も
呼吸状態や頸部の腫れを慎重に観察しましたが、
大きな問題は認められず、現在は順調に回復しています。
摘出した腫瘤については、
今後の治療方針決定のため病理検査を実施しています。
首のしこりは「早期の検査と判断」が大切です
首のしこりは、
見た目以上に重要な血管や神経が近くに存在するデリケートな部位です。
そのため、
- 正確な検査
- 手術適応の慎重な判断
- 経験に基づいた外科手技
が非常に重要になります。
北央どうぶつ病院では、
腫瘍科として事前評価を重視し、無理のない治療選択を大切にしています。
犬の首のしこりや、気になる変化がある場合は、早めの受診をおすすめします。
症例の詳細はこちら
今回ご紹介した
犬の甲状腺腫瘍(頸部腫瘤)に対する外科手術症例について、
検査内容・手術の様子・担当医のコメントを詳しく掲載しています。