お知らせ

2025.11.17
病気になる前に気づく医療へ。ワクチン・健診・避妊去勢から治療まで、北央どうぶつ病院の診療スタイル
初めてワンちゃんやネコちゃんをお迎えした飼い主さんは、「ペットのかかりつけ医は、どうやって決めたらいいんだろう?」と悩まれるでしょう。
当院は厚別・清田エリアで長くペット診療をしているので、このまちの飼い主さん同士のネットワークや口コミから初診に来る方もいらっしゃるのですが、身近にペットを飼っている人がいない場合は、お近くの動物診療の情報をご自身で探さなければなりません。
また、治療方針や獣医師・スタッフとの相性なども気になりますよね。
今回は、飼い主さんとワンちゃん・ネコちゃんが安心して来院できるよう、当院の取り組みについてお話します。
予約方法や初診準備、ワクチン接種や避妊・去勢について
オンラインで予約可能、電話やメールでの事前相談も受付中
当院はWebサイトや公式LINEからのオンライン予約に対応していますので、ネット検索で当院のサイトにたどり着き、初診の予約をされる方が多いです。
また、ワクチンの種類や健康診断の内容、治療の流れ、かかる費用の目安を知りたいという方は、初診前にお電話やメールでお問い合わせいただくことも可能です(LINEは予約受付のみご利用いただけます)。
特に初めてペットを飼われる方は不安も大きいと思いますので、気になることはどうぞ気軽に聞いてくださいね。
初めてのワクチン接種は新生活に慣れてからでOK
ワンちゃんやネコちゃんをお迎えしたら、まず1回目のワクチン接種に来ていただくことになります。
「なるべく早くワクチンを打たないと!」と急ぐ方もいらっしゃいますが、多くの方は、ペットをお迎えしてから1週間くらい経った頃に来院されます。
ワンちゃん・ネコちゃんが新しいお家や飼い主さまに慣れて、気持ちや体調が落ち着いたタイミングで予約していただくのがよいでしょう。
また飼い主さんも初めてお迎えした子のお世話をすることに不安を感じることがあるかもしれません。
私たちは病気を治すことだけでなく、ペットに関すること全般の相談相手にもなれますので、いつでもお話しください。
「情報が多いほど安心」初診で持参してほしいもの
初診の際には持ってきていただきたいものがいくつかあります。
ご案内の際にお伝えいたしますが、まずは普段食べているフードの情報。パッケージの写真を撮って見せていただくだけでも大丈夫です。
それから、うんちを少し持ってきていただきます。こちらは寄生虫などの検査をするために使用します。
あとは、ペット保険に加入されている場合は保険証や書類を、譲渡された子であればこれまでのワクチン接種記録があれば一緒にご持参ください。
診察前の情報が多いほど、その子に合った診療ができますので、飼い主さんが知っている情報はすべて持ってきていただけると大変助かります。
体調が万全かどうかを見極めてからワクチン接種へ
ワクチン接種の前には、その子の耳・膝・へそ・心臓などを丁寧に診て、先天的な異常がないかを確認します。
これは「今の体調で本当にワクチンを打っていいのか?」を判断するためです。
もしこの時点で疾患が見つかった場合は、そちらの治療を先に行うことになりますので、治療内容について飼い主さんと相談します。
過去には、ワクチン接種のために来たワンちゃんの事前診察で心雑音を見つけ、そのまま検査・治療につながったケースもありましたので、当院では「注射を打って終わり」ではなく、必ず事前に健康面のチェックをさせていただいております。
避妊・去勢はいつから? 健康と暮らしを守るために
避妊や去勢の手術は、生後半年くらいからをおすすめしています。
女の子であれば卵巣や子宮の病気の予防、乳腺腫瘍のリスクを減らす効果がありますし、男の子なら前立腺疾患や精巣腫瘍の予防にもなり、行動面でもマーキングや攻撃性が落ち着くことがあります。
とはいえ「病気じゃないのに手術するのは不安」「この子の子どもたちにも会ってみたい」という飼い主さんもいるでしょう。
私たちはできるだけ飼い主さんに寄り添い、ペットと飼い主さんにとって最善の選択を一緒に考えます。手術をするかどうか、手術のタイミングなどの判断は最終的に飼い主さんにお任せしています。
定期的な健康診断が命を守る―早期発見の重要性
定期健診の基本内容について
ワクチン接種を一通り済ませたあとは、定期的な健康診断をおすすめしています。
当院の健康診断は「便検査・尿検査・レントゲン検査・血液検査」が基本セットです。
これは全国の獣医師が加盟する「Team HOPE」という団体の基準を採用しています。
以前は病院ごとに内容がバラバラでしたが、どの病院でも一定の精度で検査が受けられるようにと、今は全国的に統一されてきました。当院もその理念に賛同しています。
病気の兆候を見逃さないために大切な健康診断
ペットの健康診断は、6歳くらいまでは年1回、7歳を超えたら年2回が理想的です。
というのも、ペットの体調不良に飼い主さんが気づいて来院されるタイミングでは、病気がかなり進行していて、体にも金銭的にも負担が大きい治療が必要となるケースが多いんですね。
人間は体調不良になったら自発的に病院に行けますが、ワンちゃんやネコちゃんは喋れないので、具合が悪いことを自分で伝えられません。
ワクチンを接種した後は病気になるまで動物病院に行かないという飼い主さんもいます。
若いワンちゃんやネコちゃんは体調が安定していることが多いためですが、病気の兆候を見逃さず早めに治療をするために定期的な健康診断が必要です。
健康診断で見つかる「隠れた病気」
実際の事例として、健康診断で「気づかなかった病気」が見つかることは多々あります。
例えば、元気そうに見えてもレントゲンで心臓の肥大が分かったり、胆嚢に石のような塊が見つかることもあります。
また、年を重ねるにつれて腎臓や肝臓の数値が上がっていたケースもありました。
「うちの子、少し太ったかも」と来院されて検査をしたら、大きな腫瘍が見つかったこともあります。
異常を早く見つけられたことで、治療が間に合い長生きできた子もいます。
さらに定期的に健康診断を受けるメリットとして、その子の若い頃からのデータが病院に残りますから、「2年前と比べての変化」なども分かり、これも異常の早期発見に繋がっています。
春と秋に健康診断キャンペーンを実施
なお、当院では春と秋に健康診断キャンペーンを実施しています。
春は狂犬病予防注射月間でもあるため、飼い主さんからの問い合わせが増える時期であり、そこから半年後の秋にも健診を行うことで、年間を通じた健康チェックのリズムをつくっています。
キャンペーン中は通常より5,000円以上お得に健康診断を受けられますのでご活用ください。
ワンちゃん・ネコちゃんが通いたくなる病院を目指して
動物病院を「楽しく通える場所」にするための工夫
私は動物が好きなので獣医という仕事を選びましたが、悲しいことに、真剣に治療するほどワンちゃんやネコちゃんに嫌われがちなんですよね。
ワンちゃんやネコちゃんにとって、動物病院はどうしても緊張する場所です。
待合室には知らない動物がいたり、注射や治療で怖い思いをすることもあるからです。
だからこそ「ペットが安心できる場所」を作るためにいろいろ工夫をしています。
診察を頑張ったときや、散歩の途中に立ち寄ってくれた際には、おやつを渡すこともあります。
病院は怖い場所ではなく楽しい場所だと思ってもらえるようにしたいんです。
診療以外で立ち寄っていただくことで、飼い主さんとの会話も自然と増え、「うちの子、最近食欲が減っておやつも残すことがあって…」などという話から、ワンちゃんの病気に気付けることもあります。
動物好きなスタッフがつくる、ペットも飼い主さんも安心できる場所
ワンちゃんやネコちゃんは人よりもずっと敏感で、目の前の相手が自分のことを好きかどうかすぐわかるようです。
当院では動物に噛まれる事故がとても少なく、他の病院から転職してきたスタッフが「こんなに噛まれない病院は初めて」と驚くほどです。
きっとスタッフ全員が本当に動物好きで、自然と接し方が優しくなるからなのかな、と思っています。
患者さんが落ち着いていると飼い主さんも余裕を持って話せるので、待合室などでスタッフとコミュニケーションも増えます。その中の会話で疑問や不安を解消することもできるでしょうし、スタッフの気づきから病気の発見に繋がることもあります。
なので、なるべく飼い主さんが私たちに話しかけやすい雰囲気を作るように心がけています。病院側の人間が忙しくてピリピリしていると話しかけにくいですから。
私たちはチームで動物たちの健康を守っていますので、いつでも声をかけていただけるとうれしいです。
厚別・清田エリアで、地域とつながる動物医療
動物医療で地元へ恩返し。職場見学の受入れもその一環
私はこの厚別区大谷地の出身で、この病院も両親から受け継ぎました。
子どもの頃は、ご近所の方々にいろんなことを教えてもらったので、今はその恩返しをしたいと思っています。
その一つが地元小学校の職場見学の受け入れです。飼い主さんに了承を得て、見学に来た小学生に聴診器でワンちゃんの心音を聞かせてあげたりすることもありますが、子どもが「犬の心臓ってすごく速い!」と目を輝かせている姿を見ると、嬉しくなります。そういう体験や好奇心が将来の夢や進路に繋がってくれたらと思いますし、今後ペットを飼うことがあったら、気さくに話せる相談相手にもなれていいと考えています。
現場で学んだ経験を未来の獣医へ繋ぐ取り組み
また、獣医師や動物看護師を目指す学生実習も積極的に受け入れています。
最近では、実習に来てくれた専門学校の学生さんがそのまま当院に就職してくれるという嬉しい出来事もありました。
僕自身、学生時代に両親と仲の良い獣医さんのもとで6年間学ばせてもらった経験があり、学校で学ぶことだけでなく現場で学ぶことの大切さを実感しています。
アルバイトをするにしても、そういう道を志しているなら現場で働きながら学ぶほうがいいですから、そういう学生さんはできるだけ受け入れるようにしています。
地域の支えがあってこそ続けられる動物医療
動物病院は鳴き声などでご迷惑をかけることもありますが、この地域の方々はワンちゃんやネコちゃんを飼っているお家も多く本当に理解のある方ばかりで、いつも支えていただいています。
2026年1月に新院ができるのですが、建物を建てる際に花壇の移設が必要になった時、町内会長さんに相談したら「いいよ!」と二つ返事で快く受け入れてくださいました。
このまちで長く診療を続けてこられたのは、地域の皆さんの支えがあったからです。
これからも、ここで暮らす動物たちのお医者さんとして、誠実な診療を続けていきますので、どんな小さなことでも構いません。遠慮なくお話しください。
ご相談・ご予約は 北央どうぶつ病院(札幌市厚別区)
TEL:011-893-1010
