お知らせ
2025.05.13
犬・猫のリンパ腫──無治療だと平均1か月。“QOL重視”の多剤併用化学療法で最前線に挑む北央どうぶつ病院【ドクターズインタビュー掲載】
はじめに
無治療では生存期間が1か月といわれる犬・猫のリンパ腫。
当院では、副作用を最小限に抑えながらQOLを維持する多剤併用化学療法で治療に取り組んでいます。
本記事では、外部サイト「ドクターズインタビュー」に掲載された 福本真也院長のインタビュー内容をダイジェストでご紹介します。
リンパ腫とは?
リンパ球ががん化し、主にリンパ節や脾臓などに腫れを生じる代表的な悪性腫瘍です。
放置すると急速に全身へ広がるため、早期診断・早期治療が不可欠です。
診断のポイント
- 細胞診・遺伝子検査などで腫瘍の種類と進行度を正確に判定
- 犬と猫では症状や反応が異なるため個別化した検査計画を実施
治療の柱 ― 多剤併用化学療法
- 週1回投与を基本としたCHOP / UW‑25プロトコールを採用
- 平均10〜13か月の延命が期待でき、1年生存率は約50%に向上
- 抗がん剤の種類と量を調整し、嘔吐・食欲不振などの副作用を最小化
QOLを守るサポート
- 治療当日から普段どおりの散歩・食事が可能なケースが多数
- 吐き気止めや食欲増進剤を併用し「いつもの生活」を維持
- 診察内容をメールで共有し、飼い主様の不安をすばやく解消
福本院長インタビュー (ハイライト)
- 大学病院レベルの設備で二次診療にも対応
- 「治すだけでなく生きる質を守ることが使命」
- 症例に応じたオーダーメイド治療で長期寛解を目指す
早期発見のためにできること
- 月1回のリンパ節触診と健康診断を習慣に
- 「元気がない」「食欲低下」「口内のしこり」など小さな異変に注目
まとめ
北央どうぶつ病院は、副作用を抑えつつ“命”と“日常”を守るリンパ腫治療に取り組んでいます。
詳細は外部インタビュー記事でご確認ください。
ご相談・ご予約は 北央どうぶつ病院(札幌市厚別区)
TEL:011-893-1010