「いつもとようすが違う」「何となく元気がない」・・・大切なペットに気になることはありませんか? 咳やくしゃみ、鼻水、尿が出ないといった症状の中に、大きな病気が隠れているのかもしれません。

こちらでは、札幌市厚別区、清田区の動物病院、「北央どうぶつ病院」の内科診療についてご説明します。当院では、大学病院で診察してきた経験を踏まえて、正確な情報にもとづく検査や診療を行っています。気になる症状があれば、早めに当院までご相談ください。

こんな症状はありませんか?

主な臨床兆候 考えられる疾患
ケンネルコフ、気管虚脱、喘息、心疾患
嘔吐、下痢、血便 胃腸炎、異物誤飲、膵炎、腫瘍、中毒
呼吸がおかしい 肺炎、肺水腫、胸水、腫瘍、熱中症
血尿、頻尿、尿が出ない 膀胱炎、膀胱結石、尿道閉塞、前立腺肥大、腫瘍
くしゃみ、鼻水、鼻出血 鼻炎、鼻腔内腫瘍、猫上部気道感染症、歯根膿瘍
貧血 出血、腎不全、免疫介在性溶結性貧血、腫瘍
黄疸(白目や尿が黄色い) 肝炎、胆嚢粘液嚢腫、溶血、肝リピドーシス
お水をたくさん飲む、尿が多い 腎不全、クッシング症候群、糖尿病、子宮蓄膿症

診療内容

  • 消化器
  • 生殖器
  • 肝臓・胆嚢・膵臓
  • 感染症
  • 呼吸器
  • 血液
  • 泌尿器
  • 内分泌

治療

※表は左右にスクロールして確認することができます。

対象動物、年齢:犬(ミニチュア・ダックスフンド)、13歳 診断名:炎症性ポリープ
主訴(状態) 【飼い主様からの主訴】
排便時、便に血が付着する
【症状】
直腸検査で、直腸にポリープおよび出血が確認される
【検査内容】
血液検査・レントゲン検査・エコー検査
担当医からの
コメント
排便時、便に血液がつくとのことで来院されました。
検査から炎症性ポリープと診断しました。抗生剤および免疫抑制剤による治療を実施しており経過は良好です。
内科治療だけではコントロールできなくなる場合もありますが、当院ではその際の外科手術にも対応しています。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

対象動物、年齢:猫(日本猫)、12歳 診断名:好酸球繊維増多症
主訴(状態) 【飼い主様からの主訴】
嘔吐が続く
【症状】
嘔吐が続く
【検査内容】
血液検査・レントゲン検査・エコー検査・開腹下での組織診断
担当医からの
コメント
猫特有の疾患です。治療方法に関しては、ステロイドが有効と報告されており、当初はステロイドによる治療に良く反応していました。しかし、ステロイドの副作用にともなう糖尿病を発症してしまったことから、他の治療法はないかと検討し、人医療の類似した免疫抑制剤に変更しました。これにより、その後も良好なコントロールを得ています。
貴重な症例として、学会で発表させていただきました。